
みんな〜!恋愛してるぅ〜!?
- 恋愛すると人生に張りが出る。
- 恋愛すると色あせた世界が鮮やかに見える。
- 恋愛すると些細なことに苛立たなくなる。
恋愛するといいことはあるが、悪いことなんて無い。
え?恋愛されてない?
正気・・ですか・・?
あー・・・。
ちょっとこれからは敬語で話しますね・・。
え?恋愛したいけど出会いがない・・?
このマッチングアプリ戦国時代に出会いがない・・?
恋愛するとこんなにいいことがあるのに!いいことばかりなのに!
なのに恋愛しないなんて勿体ない!!
でもまあ・・非モテのキミのことだ、仕方ないよな。
恋愛できるように一緒に頑張ろうな。
ん?ぼく?
数年彼女いない。
なぜなら出会いがないから。
このマッチングアプリ戦国時代に出会いがないから。
本当にごめん。
そもそも恋愛ってなにがいいんだよ
カフェの隣の席で女の子が2人で話している。
僕だってカフェくらい行く。陰キャにだって人権はある。
彼女たちの年齢は女子大生くらいだろうか。
片思いしてる彼について相談しているようだ。
女の子A「LINEが全然帰ってこなくてさ〜・・」
女の子B「でも恋しはじめてからユミ(仮名)変わったよね〜〜!」
ユミ(仮名・元女の子A)「そんなことないよ〜〜!!」
女の子B「○○君のこと好きになってから、ユミ(仮名・元女の子A)きれいになったもん!」
うるせえ!
きれいになってねえ!!
元を知らないからわからねえけど!!
"恋愛すると女性ホルモンが分泌されて女性はキレイになります。"
なります。じゃねえっ!!
ユミ(仮名・元女の子A)!!お前はそんなんだから片思いのままなんだ!!
うじうじ相談してないで行動しろ!
できないなら恋愛なんてやめちまえ!
お前みたいなタイプ一番キライ!!
恋愛のデメリット多すぎて草
恋愛なんてしたところでいいことなんてあるわけがない。
まず第一にお金がかかる。
ひきこもりの僕は休日に使う金額なんて多くて3000円。
UberEatsでたまに贅沢するくらい。
デートでも行っておごった日にはもういくらお金があればいいかわからない!
想像しただけで怖い!震える!
そして第二に恋愛の悩みが増える。
相手が浮気していないか疑心暗鬼になる。
なんで連絡が来ないのか不安になる。
恋愛をしていない僕の悩みなんて、買ってもない宝くじがあたったときの使い道くらいだ!
一人で生きていけるなら、それに越したことはないんだ!
僕の好きなタイプ
ここまで恋愛なんて価値はないと散々言った。
とはいえ僕にだって彼女の一人や二人いたことはある。
なんだよ。
見栄張ってると思ってるんだろ。
まあいい。
数年彼女がいないからって強がって恋愛のことを馬鹿にしてしまった。
現在進行系で恋愛している方には申し訳ないことをした。
反省しているので許して欲しい。
ここでいきなりだが僕の好きなタイプを告白する。
僕の好きな女の子のタイプはメンヘラだ。
メンヘラが好きなタイプと言うと驚かれることが多い。
そらそう。
メンヘラなんて世間一般からしたら地雷だ。
でも僕は違う。
依存されたい。
とにかく依存されたい。愛されたい。
数年彼女がいないんだ。仕方がない。愛に飢えている。
ただ、いままでメンヘラの子と付き合ったことはない。
実際にメンヘラの子と付き合ったことがある友達にメンヘラがタイプだと告白すると、それはお前が本物のメンヘラを知らないだけだと言われる。
本物のメンヘラってなんだ・・・?
偽物のメンヘラってのがあるのか・・・?
こういうときに便利なのがGoogleというすごめのサイトだ。
偽物のメンヘラで検索してみると、どうやら偽物のメンヘラはファッションメンヘラというらしい。
端的に本物のメンヘラとファッションメンヘラの違いは
- 薬を飲む意図
- 病みの重さ
この辺が違うらしい。
うん。
どうやらメンヘラ初心者の僕にはファッションメンヘラから入門するのが良さそうだ。
ただやはりメンヘラについて学べば学ぶほど、メンヘラに魅力を感じている僕がいた。
もう戻れないところまで来てしまったのかも知れない。
メンヘラは危険なのかもしれない
幸か不幸かメンヘラが好きなタイプであることを再確認できた。
コーヒーももう無くなりそうだし、そろそろ帰ろう。
そう思い席を立つ。
長時間座っていたので伸びをする。
すると隣から声が聞こえてきた。
ユミ(仮名・元女の子A)「そういば元カレに浮気されてたんだよね・・」
女の子B「男って本当に最低だよね。ユミ(仮名・元女の子A)大丈夫だった・・?」
ユミ(仮名・元女の子A)「うん。大丈夫・・でも、この前・・手首きっちゃったんだよねー・・・」
ユミ(仮名・元女の子A)!!結婚しよう!!!!