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BLUE GIANTという連載中で新刊出たことを見つけると声が出るランキング1位の漫画をご存知だろうか?
令和のBECKと僕は勝手に呼んでいるのだが(呼んだことない)、音楽漫画としては最高レベルに面白い。そもそも連載開始が平成なのは内緒だ。

他にも音楽漫画では

  • ピアノの森
  • のだめカンタービレ
  • 四月は君の嘘
  • 坂道のアポロン

らへんも最高に面白い。まだ読んだことのない人は絶対読んだほうが良い。
こういう面白い音楽漫画の特徴は"本なのに音楽が聞こえてくる気がする"ってのがあると思う。
ライブのシーンとかで本当にその場所にいるかと錯覚するくらい没入させる漫画家はやっぱすげーわ。

あとピアノの森を読むときはショパン聞きながら読むし、BLUE GIANT読むときはジョン・コルトレーン聞きながら読むのは当然だよな?な?!

 

 

BLUE GIANT/BLUE GIANT SUPREMEの漫画全体の感想考察については別途まとめたいくらい好きなので、後日記事にしようと思う。楽しみにしてね。

今回はBLUE GIANT SUPREME10巻が発売されてすぐ読んだ僕の熱い感想を書かせてもらおうと思う。

ネタバレ有りなのでネタバレが嫌な人はここから先には進んではいけないよ。
でも、もし願いが叶うなら、もう一度君に逢いたい。
BLUE GIANTを読み終わったらまた来て欲しい。好きだよ。

 

 

というわけで感想!

 

 

 

BLUE GIANT SUPREME 10巻 感想

BLUE GIANT SPREME 9巻のあらすじ

そもそも9巻がどのように終わったかというところから軽く触れていく。

初めてのレコーディングを終えたNumber5のメンバーはツアーの最終地点である"屈辱の舞台"ベルリンに帰還する。
ベルリンはNumber5のメンバーが集まった思い出の土地でもあったが、初ライブで大失敗をした屈辱の地でもあった。

ツアーで数々の成功を納めてきたNumber5であったが、苦い思い出を払拭するために再度屈辱のライブハウスでライブをすることになった。

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ブルーノが最高にかっこいいシーン。

 

見事屈辱のライブハウスでのライブで成功を納めたNumber5のメンバー。
そしてついにヨーロッパ最大級のロックフェスへの出場が決まったのだった。

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ざっくりだけどBLUE GIANT SPREME 9巻のあらすじはこんな感じ。
レコーディングして発売されたNumber5のCDを過去に出会った人々が手に取るシーンとか最高だったわ。。

そしてフェスに向かうわけだが、ライバルのアーネストがロックの大御所にアホほど啖呵切って終わるんだからまじで先が気になってやべえええってところで10巻の感想に行きます!!

 

 

 

BLUE GIANT SUPUREME 10巻 感想

うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!

もう最高!!!

フェスのシーンは16ページにもわたる大量のページを"文字数0"絵の迫力だけで描ききるという発想はまさに天才!が重要な音楽漫画で敢えて擬音表現を使わずにまっすぐ絵の力だけで伝えたいことを伝えきるその表現力に星みっつです!

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ロックファン達を徐々に魅了していく様と、ダイのサックスから響く音圧
紙の漫画とは思えないこの迫力はもう言葉にはできない!!してるけど!!!

いやあとにかくフェスのシーンは気持ちよかったわ。

そしてロックファンのみならず、出演しているロックスターをも魅了するNumber5
フェスの後の楽屋でダイにライブ出演しないかと大御所のロックスターが勧誘するシーンがあるんだけど、そこでのアーネストの挫折とラファの涙。俺も泣いた。

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アーネストはダイの代わりでサポートメンバーとして入ったときからライバル関係ではあったので、ボコボコに倒してやれ!!と思いながら読んでいたんだけど、9巻のロックスターに啖呵を切るシーンやところどころでダイのことを認めるシーンが描かれていたので、この楽屋のシーンで敗北を突き付けられたのを見てなんだか複雑な気持ちになった。

負けを悟った後、アーネストはダイを誘って二人で出かける。
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もともとそこまで仲良くなかったってのがよくわかる絶妙な間を描くの本当に草。

アーネストはダイに負けたことをはっきりと自分の中では認めたのに、それでもうじうじ腐らずにいれるところが本当に素敵
そして最後までダイより上だったと言い張るのが彼らしくてすごく魅力的なキャラになったなあと読んでいて感じた。

そして後半はNumber5のメンバーそれぞれに焦点を当てて描かれる。
ダイとの出会いにより色々な変化があったことをメンバーが気づき、考え、歩きだしていく。
きっとこの先にはNumber5の解散が待っているんだと思う。巻末でも結構描かれてきたしね。

ただNumber5のメンバーは全員がそれぞれ最高に魅力のある人間達だから彼らが幸せであることを願う!

物語としては終盤?っぽいんだけどどうなるのだろうか。とりあえず11巻が楽しみで眠れない!!

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いいキャラしてるわ!!!

 

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